バスケット部の鈴鹿君が好きなの。

ときメモGS…さ…いいと思うぜ。

鈴鹿は私の心の幸い

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ときメモGSシリーズは、高校入学と同時にスタートして必ず卒業式の日にエンディングを迎えるゲームです。


キャラクター達と好きとか嫌いとか探り合いつつ成長し心を通わせ、どんな結果になろうと「卒業と共に終幕する」という流れは絶対に変わりません。
彼等との「その後」は軽く仄めかされる程度で、具体的な未来はプレイヤーである我々に一任されております。


意中の相手から想いが溢れる告白を受け、伝説に沿って幸せな未来を約束される感動のEDは何度見ても心が浄化されますね。
晴れて恋人同士となった二人の今後の展開を妄想するだけで、ドーパミンやらエンドルフィンやらがドバドバ分泌されてハッピーホルモンフェスティバルです。


でもまあ、そうは言ってもですよ。


ぶっちゃけ公式でも見たいと思いませんか?


卒業後のイチャイチャしている二人を。


男子達は好き状態になると各自デレデレな態度に変わりますが、もう一段階進んだ交際後にはどんな彼氏になっているのか。
脳内補完で満足できない事も無いのですが、それはそれとしてやっぱり公式でも見たいんですよね(貪欲)。


本編ではEDのモノローグのみでしか語られぬ卒業後の二人ですが、ありがたいことに派生作品(ドラマCD等)では結構チラ見せして下さっております。


という訳でそれらを紹介しつつ、
鈴鹿って付き合った後はどんな彼ピッピになったの?♥
を考察しちゃいま~~~~す☆彡(^ω^)


卒業後の二人を描いたドラマCDは、
「1st Love Plus特典CD(それからの二人)」
「ときめきファクトリー特典CD」
「思い出の絵本(全員版)」
の三種類。


各CDの内容をガッツリとネタバレしつつ進めるので、自衛される場合はここでブラウザバックをお願い致します。
(ファクトリー特典CDは以前記事にした遠恋のお話です。)


では、時系列順に追っていきましょう。


まずは「それからの二人」。
1st Love Plusの特典CDに収録された、各キャラクターによる告白後のエピローグ集です。


鈴鹿編の内容は、「一緒にアメリカへ行きたい」という二人の希望を主人公のご両親へ話しに行くというもの。
彼女との待ち合わせから、大緊張で挑む玄関前までの道中が描かれております。


いやもう、ね…………。
これちょっとビックリしませんか???


まさかあのメンバーの中で、一番最初に
「お嬢さんを下さい」
的な事をやりに行くのが鈴鹿だなんて……。


ドラマ内の時期は卒業直後。
並木道の桜がまだ咲いてる、というような話をしてるので遅くとも四月半ば頃でしょうか。
付き合い立てのホヤホヤですね。


作中の彼は九月の留学に備えて英会話学校の入学準備を進め、はば学のせんせぇ方にも学校選び等の相談をしに行っていた模様。
高校時代は親も教師もうるさいだけだと思っていたけど、今になってやっとその恩恵に気付けたのだとか。


ウウッ……お説教ばかりくらっていたあの子が、すっかり大人になって……とホロリ。
これも主人公と恋をした事により、心身共に成長できた証かもしれません。


二人のアメリカ行きについて自分から彼女のご両親に直接話したい、というのも彼の強い希望です。
しかしいざ当日となると大緊張して、あの手この手で訪問日をズラそうと雑に画策する辺り往生際が悪いのですがw


ともあれ最後には腹を括り、勢いよく玄関へ入る場面でおしまい。
無事に説得出来たかどうかは、これまた我々のイマジネーション次第という締め方です。


鈴鹿………………。
なんて男らしいの………(ガチ恋×∞)。


アメリカ行きの無計画さには文句ばかりの私でしたが、このCDを聴くと彼の本気度と責任感に胸キュン五億倍でひたすら謝り倒したくなります。
まだ18という若さだというのに、大切な存在と未来を共に生きるという決意がしっかり固まってるんですよね。


GS1の告白は交際の申し込みというよりほぼ求婚みたいな殿方が多いのですが、アメリカ発言もそのような印象があります。
いくら何でも先走りすぎでは?と思わずにいられません。


が、しかし。
このドラマを聴くと若さゆえの幼い暴走思考で決めたわけでなく、きちんと責任を持って「彼女の人生を背負い、共に支え合って生きていく」という強い覚悟がある事を感じました。


あの性格なのでそこまで深刻に思っていないのかもしれませんが、ごく自然に責任感のある考え方・生き方が出来るところが最高にカッコいい部分だよなぁと思います。
スキーでおんぶのイベントもそうなんですけど、鈴鹿のカッコよさっていつも無自覚に発揮されるんですよね。


意識せずにやってる事だから本人はそんな自覚も無いし、むしろ「こうすんのが当たり前だろ?」と褒めても否定してきそう。
逆にカッコつけようとすると微妙に空回りしちゃうとこも、サイコ~に愛してます♥


今回の彼の話し方や態度は、友好状態っぽいテンションでした。
高校時代のようにモジモジ・アワアワしたりドモってしまう事も無く、ごく自然に話せるように成長しております。


想いを伝える前はしょっちゅうド緊張&大赤面してましたが、好意を受け入れてもらえて安心したんでしょうね。
あの好き状態の慌てっぷりが、交際後にはあっさり消滅してしまうなんて……。
嬉しいけど、ちと淋しいっつーか……な。
友好な態度も心を許してる感があり大変結構なのですが、たまには卒業前のように余裕の無い姿も拝ませてほしいですね(鬼)。



お次は「ときめきファクトリー特典CD」。
卒業から(多分)一年の時を経た二人の、遠距離恋愛の様子が語られております。


shiyashiyo3.hatenablog.com

内容の詳細はこちら↑。


shiyashiyo3.hatenablog.com

更に突っ込んだ考察(妄想)はこちら↑。


事情は謎ですが鈴鹿だけが単身アメリカへ渡り、日本にいる主人公と電話で近況を報告し合っている、というお話。
留学先のチームメイトも良い人達ばかりで、試合ではまだまだ相手にされないながらも充実した日々を送っているようです。


上記事で大いに語り散らかしたので感想は省きますが、こちらのCDも相当なビックリ展開で腰を抜かしました。
一緒に行ったんちゃうんかい!!と涙。
現実的には遠恋の方が有り得るしドラマチックな妄想も盛り上がってしまうのですが、当人達は相当切なかったでしょうね。
「それからの二人」でご両親を説得出来なかったのかな……とか思うと、涙と鼻汁で顔中がズビズバです。鈴゛鹿゛~~~~TT


しかし遠く離れてしまっても、絆の強さは一年前と変わらぬ模様。
今回も友好状態的な話し方をしており、遠恋の湿っぽさはあまり感じられません。
いきなり嫉妬が炸裂したり、中々帰国出来ない事を残念がる彼女にキュンとしたりと、恋人らしいやり取りもあってニッコリ。
このぐらいカラッとしている方が彼等らしいな、と妙に安心出来る遠恋ドラマでした。



最後は「思い出の絵本(全員版)」です。
こちらはGS1冒頭とEDの教会に出てくる例の絵本を、攻略対象キャラクターが全編朗読してくれるという夢のような商品。
葉月・氷室版の好評を受け、ファンの要望により新たに全員版が発売されたのだとか。


朗読に入る前に主人公から絵本を読んでほしいとせがまれるプロローグと、朗読後に寝てしまった主人公を見つめて呟くエピローグがそれぞれ収録されているのがエクセレント!
全員が卒業後の二人なので糖度が高めで、どのキャラを聴いても悶絶必須です。


プロローグ&エピローグの時期は明確にされておりませんが、鈴鹿の場合は先述の特典CDよりも更に遠い未来の二人なのでは?という確信があるのです。
早速検証していきましょう。


まずは朗読前のプロローグ。
会話の背景では、バスケをしているらしき人々の異国語が聞こえます。


えーっ?俺が読むのかぁ?
バーカ。ヤだよ、そんな甘ったるいの。
自分で読みゃあいいだろ?
……約束?あーーー……さあなあ。
そんな約束、したっけかあ?

………………んっ?
あ゛ぁ゛~~~~泣くのかあ!?
ちょっ、待て待て!
読むよ、読みゃいいんだろ?なっ!


………………………………………………。

……………は、破壊力…………(震撼)。


何が恐ろしいかって今までみたいな友好テンションではなく、最初の三行目まで普通状態(低音ぶっきらぼうっぽく喋ってるんですよ……超久々に…………。


しかもメチャクチャ感じ悪い事言ってます。
明らかに約束した記憶がありそうなのに、すっとぼけて誤魔化そうとしてるし。
こんな態度は、高校時代のスキスキ♥ときめき状態だったらとても考えられません。


なんつーか………さ。
このCDの二人…………………………。
済 ま せ た な
っていう空気がビシバシ伝わってくるよね。
約束もピロートークで適当にOKしたんやろ?(ド妄言)


で、主人公が泣くのでしぶしぶ読んでくれるわけですが。
この泣き落としも本当に悲しくて泣いているのか、嘘泣きで鈴鹿を騙しているのかどっちなんでしょうね。
嘘泣きの方がこの二人っぽくて微笑ましいのですが、マジ泣きもアリだと思います。


というのも、この絵本の王子のように実際に旅立つキャラクターって鈴鹿しかいないじゃないですか。
色サマも世界旅行へはばたいてしまわれますが、既に十分世間に評価されている彼と違って鈴鹿はゼロからの武者修行です。


なので、追放された王子のように本当にいつどんな状態で帰ってくるか全く分からないんですよね。
成功して移住、失敗してやさぐれというように、永遠に帰って来ない可能性だってあったわけです。
主人公は思い出の絵本を読みながら、王子の姿に鈴鹿を重ねていたのかも……と妄想すると、この絵本を彼に読み聞かせてほしい気持ちが痛いほど分かりました。


このプロローグの舞台はおそらくアメリカであり、我儘を言い合えるほど深い仲になった二人が一緒にいます。
が、既にこちらで生活を共にしているのか、遠恋状態のまま彼女が日本から遊びに来ているのかは分かりません。
それでも「二人が一緒にいる」という事は「王子が自分の元へ(今この瞬間は)帰ってきた」という幸せなラストシーンと相違ないと思うので、ずっと無事を祈り続けてきた姫である彼女はこの本を彼自身に読んでもらいたかったのかなぁ、と勝手に思いました。
今、「二人が共にある」という幸せを分かち合う為に。


それなのにあんなテキトーな断られ方したら、普通に泣いちゃいますよね。
嘘泣きは可愛いしマジ泣きはいじらしい。
どちらであっても大変結構エクセレントです。


そんなこんなで絵本を朗読し始める鈴鹿ですが、最初の方は物凄くやる気の無い棒読みを聞かせてくれますw
しかし話が進むに連れ、段々と感情を込めて真剣に読んでくれるようになる……というリアリティが溢れすぎる名朗読っぷり。
流石おれたちの檜山さんやで~~~( ;∀;)


彼の朗読はとても評判が良く、私がこのCDの購入を決意したのもはばチャのお便りページに鈴鹿くんのパートがすごく良かった」という意見が複数枚載っていたのが決め手です。
やはりはばチャ読者様の意見に間違いはありませんでした(多謝)。


絵本の世界にすっかり魅了された鈴鹿がお話を読み終え、エピローグに移ります。


なんだ……。結構イイ話じゃねえか。なっ!
……っておい!寝ちまったのかよ………。
人がせっかく読んでやったのに、
呑気なカオしやがって………。
ったく、いい気なもんだぜ!

……ハァ。でもま、俺も……さ、その、
この王子ぐらいの目に合ったって……
お前のこと諦めない自信、あるぜ。
…………絶対。………なんて、な!

………な゛っ!!寝たフリかよ!!!
キタネーぞぉ!!い、今の無しっ!!!


………………………………。

p e r f e c t (完璧)。


何なんですか??????
この♥最高で最強な彼ピッピ♥は。
糖度の高さといいオチの騙されっぷりといい、鈴鹿×主人公カップルの全てが凝縮されたパーフェクトエピローグですよ。
激イケてます!マジ、ヤバ過ぎ!(森川)。


ぶっきらぼうなプロローグで意地悪な事を言いつつも、エピローグではこんなに甘い独り言をうっかり呟いてしまう鈴鹿……。
……S゛U゛K゛I゛~~~~~(地鳴り)。


彼が王子と自分を重ねた発言をしているというのも、先程の妄想とリンクしていて個人的にはウハウハです。
王子は道中色々あって最後はボロ雑巾のような姿で帰還するのですが、彼を愛する姫の祈りが無ければそれすら叶わず朽ち果てていた事でしょう。


絵本の二人のように、互いが互いの心の幸いとなった鈴鹿と主人公。
この先にどんな苦難があろうとも、完璧(パーフェクト)彼氏として頼もしく成長した彼と一緒ならきっと乗り越えられるはず。
なんたって王子&姫と同じぐらいタフな、最強のチームですからね!


では、検証結果を報告させて頂きましょう。
鈴鹿の彼氏力は∞です(超私見)。