バスケット部の鈴鹿君が好きなの。

ときメモGS…さ…いいと思うぜ。

バスケット部の鈴鹿君が好きなの。

f:id:shiyashiyo3:20200421161739p:plain


平坦な日常の中でチュクチューン♪というイントロと共にラブストーリーが突然に始まった事はありますか。

私はあります。

それはとある1本のPS2のゲームソフト、
ときめきメモリアルGirl's Side」(中古価格税込110円)の某キャラをプレイした時から始まりました。

某もクソもタイトルが出オチなので率直に書きますが、鈴鹿和馬がガチ恋で好きなのです。
おれはもうだめだ。

ameblo.jp

詳しくは別ブログのこちらをご参照頂きたい。

かいつまんで説明すると、
コロナの影響でほぼニートとなったため
昨年何となしに買った積みゲーであるGS1を再開し、鈴鹿の初攻略後に気が狂って沼堕ちして
スラムダンクの谷沢みたくなるからアメリカ行きをやめろ」
と叫び倒すヒステリックモンペと化し
でも幸せならOKです!!という内容です。
途中でポエム(リリカルハートアタック)も挟んでます。
KA・ZU・MA・・・。

そんな訳で鈴鹿ガチ恋してから情緒が迷子な日々が始まり、1日36時間ほど彼の事を想う事がすっかり日常化したのですが
私は一体彼の何にそんなに魅かれたのであろうか?
と、鈴鹿(は私の心の幸い)について本気出して考えてみました。

思い起こせば攻略前、説明書のキャラ紹介を見た時に「フ―――ン」以外の感想が湧き出た記憶がありません。
これに関しては、おそらく私に限らず
「ああ運動系の熱血さんか」
「顔が怒ってるな」
「檜山だな」
ぐらいの感想しか持たぬ初見プレイヤーが大半なのではと思います。

何つうか・・・さ・・・。
地味・・・っつうか・・・な。
いや・・・悪くねえけど・・・よ。
と、馴染みのドモり三段活用してしまうほど言いにくいのですが、
ぶっちゃけあの制服立ち絵がちょっと微妙なんですよね。
ごめんKONAMI。個人の感想だから許されたい。

で、まあ特に期待もせず攻略を進めたわけですが。
バスケ部入部の登場ルートを選んだので
第一印象はスーパー不機嫌モード(でもちゃんと謝る良い子)、
普通状態で電話に出る態度も誰よりも悪く、
前攻略キャラの姫条ニイやんとの差が激しすぎて正直ハア~~~ツンデレ野郎はこれだからよぉ~~~~昔アンジェやった時も最初ゼフェルにイラついたわ~~~~~~(圧倒的ランディ派だった)というテンションでプレイしておりました。
温水プールとゲーセンとボーリングのループでコツコツと好感度を上げてゆきます。
海と花火とナイトパレードもな。

で、そんなこんなで態度は軟化し友好となりお見舞いなんぞ行き、更にデートを重ねて悔し涙やナイスパスといった部活関係のスチルイベントも登場。
「仙道がパスを覚えた」「SELFISH」等
色々とスラムダンクのアレコレを思い出しつつ、要所要所でアメリカへの夢を語られては
あ、安西先生・・・!!谷沢ァ・・・!!!(アメリカで夢破れヤク中事故死)と唇を噛み締めシンプルに「やめとけ」と若干冷ややかに思っておりました。

まあそんな事を思いつつもデレた鈴鹿はたいへんに愛らしく、動物園イベなど二人のやり取りにガチ萌えしました。
エクセレント!!
あと、その酷くなっていくドモり。俺、案外好きだぜ。

そしてこれは最重要項目なのですが、この人ゲーム内でも制服立ち絵より圧倒的にデートの立ち絵の方が顔が良いんです!!!よ!!!!
思いません!!!!?????(鼻息)
この辺りの妄言はおいおいこのブログで語る所存であります。
なので置いといて。

もうこの時点で最初の印象など吹き飛んで私の好感度もときめきの導火線も体中をフルマラソンです。
バラバラにならないようにシッカリしなくちゃ私。

そんでまあ、来ますよね、告白。
・・・・えっ・・・・
(いや全員そうだったんだけど)
神・作・画・・・・・!!!!!!

あのちょっと困ったような小首を傾げた仕草、
いつもより潤んだキラキラの瞳、
主線がブルブルに震えてる唇、
なんかいつもより幼い表情、
柔らかそうな質感にブラッシュアップされた髪、
90年代アニメによくあった頬の照れ線、
ガチガチに緊張しているのが伝わる肩の線・・・。

もう・・・もうね・・・ウアッッ・・・・(尊)

そんであの握り拳からのアメリカ発言→告白なんですけども。
一部に不評な「告白より先にアメリカかよ」という最優先事項の順番については、まあ初見は私も同じように思いました。
せめて先に好きだと言えよ、そしてOK貰ってからアメリカだろうと。

しかし改めて彼の思考や行動を考えると、もうアメリカと告白はセットが前提なんですよね、きっと。
彼にとってどちらも諦めきれぬ夢であり、そしてその夢は必ず同じ空間にあるものだと。
主人公側にも進路等事情があるのだし離れ離れでもやっていける、なんて考えは最初っから頭に無いみたいに「二人一緒」が前提なんですよ。
だからアメリカ付いて来いが先、好きだー!は後、なんて全く考えず同時に言ってるつもりなんじゃないかと。

これって自信があるから、とかではなくもう信じ切ってるって事ですよね。
何かもう・・・凄くないですか??この子・・・(涙)

高卒でアメリカ行ってプロになる、なんて夢は私のように「ここでは誰もパスをくれません」(by谷沢)みたくなるから止めてまず日本一の高校生になれ、一流体育大から推薦の話も来てる(ドラマCDより)んだからそっちに行ってからでええやん、せめて今から英語勉強しろ、とかまあ大半が「焦るな、やめとけ」と思うわけですよ。

でもそれらの意見に多少の葛藤はありつつも、己の信念を曲げずに突き進もうとする勇気。
そんな自分を肯定してくれる最高のパートナーにも一番近くで見守ってほしい、側にいてほしいという素直でストレートな欲求。

私は彼が圧倒的に眩しいのです。
そこに魅かれたのかもしれません。

この先の彼の未来は平坦な事ばかりではないでしょうし、夢を叶えるまでにきっと谷沢的なメンタルになる事もあるだろう、とは思います。
それでも、そんな明日どうなるかなんて分からない事を憂う事なく今この時に出来る努力(勉強以外ですが)をし、輝かしい未来を恥ずかしいぐらい真っ直ぐに見据えている彼。

そしてそれは、この高校生活三年間だからこその輝きなのではないかと思うのです。
一点の曇りも無く夢を信じて突き進める、人生の中でほんの一瞬の、短くて濃厚で大切な時間。

たぶん和馬は一っ言も聞いても覚えてもなさそうですが、入学式で理事長が話していた理想の三年間をものすごい濃度で実行していたのではないかと思います。
目いっぱいバスケに打ち込んで、未熟な自分も受け入れてくれる異性と初めての恋をして、肉体も精神も最高の成長をした三年間。

ア――――――――もう――――――――!!!!!!!
キラッキラに輝いた青春!なん!!です!!!よ!!!!!!

そしてこの作品のとんでもなく尊いところはですね、そんな推しのキラッキラな青春と成長の日々を「彼が恋をする相手」という、最高で最強の特等席を通して何度でも何度でも見守れる、という点です!!!!!
いつの間にかKONAMIと契約して推しを永遠の幸せへ導ける魔法少女になってたんですよ!!!!!いつの間にか!!!!!!
生きて手元にソフトがある限り、無限ループで推しを幸せ(たまに周りの子も幸せ)に出来るとかもうだめだときメモGSすごい・・・本当にすごい・・・。
う~~~つくしきせかい~~~~~~・・・・。

とか思って何となくPS2版のED「美しき世界」の歌詞検索したら

美しき世界 僕たちを包んで
昨日も明日もない
今だけがここにあるよ

永遠なんてものは
今ここにあるだけだよ
高らかに歌う


なんていうまさに永遠幸せループものドンピシャなエモエモにエモーショナルな歌やないかあああああ!!!!
ハァ~~~さっさと松本に相談すればヨカッタよ。
冷やかされれもいいよ(KOI-GOKORO)

という訳でこの作品を愛した方々は、各々の王子を永遠に幸せにしてあげて下さい。
それが己の幸せにも繋がるとか何という尊さ・・・。

私も鈴鹿のキラキラな青春をずっと見守って何度でも幸せに導きたいと思います。
御清聴ありがとうございました。